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378話

「ママ、私たち二人は力が弱いから、支えられないわ。やっぱり葉先生にお願いしましょう」

沈素琴は頬を赤らめ、少し怒ったように言った。「あなたたち二人を育てた甲斐がないわね！」

「素琴姉さん、ただ支えるだけですよ。玄関は鍵がかかっているし、誰も見ていません」葉天明は苦笑いしながら言った。彼の心の中ではさらに疑問が深まった。沈素琴は本当に保守的なのか、それとも他人に見せるための演技なのか。

「わ...わかったわ」沈素琴は顔を赤らめながら、手を差し出した。

葉天明は彼女の手を取り、右手を彼女の細い腰に添えた。

その瞬間、沈素琴は「パン」と一発平手打ちをお見舞いした。

次の瞬間、葉天明の頬に...