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364話

「でも、私に試すわけにはいかないでしょ?」女店主は冗談めかして言った。

葉天明の心がときめいた。「マスターが身をもって試したいなら、いいですよ、どうぞ!」

女店主は怒ったように彼を睨みつけた。「ふん、いい気になって。とにかく今日は返品は受け付けないわよ。丸々一時間の証拠でも出せない限りはね」

葉天明は言葉を失った。明らかに理不尽な態度だった。

「わかりましたよ。どうせ50元だし、水に投げた石と思いますよ」葉天明はコンドームをポケットに戻し、踵を返した。

「ちょっと待って」

女店主が慌てて呼び止めた。

葉天明は振り返り、疑問顔で尋ねた。「どうしました?」

女店主は顔を赤らめながら...