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338話

シーツには血の跡がたくさん残っていた。これは楊桃の初めての証だった。

彼の気持ちは一気に晴れやかになった。

楊桃は食事を作り終えると、部屋に運んできた。

「天明、熱いうちに食べて。あなたはしっかり栄養をとらないと」楊桃は顔を赤らめて言った。

葉天明は楊桃の柔らかな体を抱きしめ、にやりと笑った。「楊桃姉さん、僕はあなたが食べたいな」

「もう、やめてよ」楊桃は艶めかしく葉天明を押しのけると、彼にご飯をよそった。

葉天明は箸で料理をつまみ、大きな口で食べ始めた。

「天明、数日後に薬草を売りに鎮に行くんだけど、一緒に来てくれない?」楊桃は大口で食事をする葉天明を見つめ、期待を込めて言った。

葉天明は笑...