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325話

村に戻ると、彼は迷い始めた。紅梅おばさんに話すべきかどうか分からなかった。

紅梅おばさんは気性が激しい。孫梁栋の浮気を知れば、必ず収拾のつかない騒ぎになるだろう。

だが、彼女に伝えないのも、心が咎めた。

葉天明は深く考えながら、ゆっくりと家に向かって歩いていた。気づけば紅梅おばさんが経営する小さな売店の前に来ていた。

真夏の暑さの中、紅梅おばさんは黒い細いキャミソール一枚だけを身につけていた。二本の細い紐が白い柔らかな肌に食い込み、豊かな双丘の間には深い谷間が覗いていた。

下半身にはぴったりとしたタイトなパンツを履き、白く輝く長い脚をカウンターに投げ出して、一つの美しい風景線を作り出してい...