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296話

柳韵は心が乱れ、意識が朦朧としていた。

天明の吸いつくような愛撫によって、彼女の秘所は濡れそぼち、その蜜を彼に恥ずかしくも全て飲み込まれてしまった。

「だ……だめ……」

柳韵は頬を紅潮させながら夢うつつの声で呟いたが、内なる欲望はますます強くなっていた。

物足りないとでもいうように、天明は彼女の両脚を高く持ち上げ、最も敏感な小さな豆を軽く押し当てた。

波のように襲いくる快感に、柳韵は心の底から震え、艶めかしく息を漏らし、うわ言のように呟いた。

「母さん、欲しい」

天明は酔いに任せてそう言うと、粗暴で不器用に彼女に覆いかぶさり、高く聳え立つ部分を柳韵の湿った入り口に向けた。

柳韵はすっかり我を失...