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185話

彼女は両足をきつく閉じて、その異様な感覚を必死に抑えようとした。しかし、葉天明の腕の中に倒れ込み、彼の熱い体に触れた途端、体から力が抜けていくのを感じた。

葉天明は、微熱のある楊桃の体を抱きしめながら、心臓の鼓動が急激に速くなるのを感じた。

彼の視線は彼女の豊かな胸に釘付けになり、目を離すことができなかった。

胸の内で燃え上がる炎に、彼の両手は無意識のうちに彼女の柔らかな曲線をなぞり始めた。

楊桃は頬を赤らめた。葉天明の手が自分の体の上で落ち着きなく動き始めたことを感じないはずがなかった。止めようとしたが、体はしびれるように力が入らず、それに葉天明の手は大きく力強く、彼女の熱くなった体に触...