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163話

彼女の真っ白な歯が艶やかな唇を軽く噛み、恥じらいの表情で小さく頷いた。

「自分から言ってごらん。言わないとあげないよ」葉天明の逞しさが三センチほど近づき、内壁の柔らかな肉の圧迫を十分に感じられるほどになっていた。趙美玲の下半身はすでに濡れそぼち、蜜液が二つの花弁の間から流れ落ち、シーツにまで滴っていた。

趙美玲は顔を赤らめた。これは葉天明が意図的に自分を焦らしているのだと分かっていた。彼女は唇を軽く噛み「わ…私は言わない」と答えた。

彼女の頑固さを見て、葉天明の心が揺らいだ。腰を引き、逞しさは再び滑り出てしまった。

趙美玲の満たされかけていた心は、一瞬で空っぽになってしまった。

何度も繰り返さ...