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1280話

その時、ルナがくるりと寝返りを打ち、口の中で「あなた……行かないでよぅ」とつぶやいた。

葉天明は足を止め、ゆっくりと振り返った。

ルナは舌足らずに「わたし……暑いの、服脱がせてよ」と言うと、小さな足をばたつかせ、両手で服に手を伸ばし、ぴったりとした丸首の長袖を一気に胸元まで引き上げた。白い腹部が露わになり、胸元の黒いラインもはっきりと見えていた!

葉天明の目が熱くなり、震える声で「こ……これはマズいんじゃないか?」と言った。

「早くぅ、わたし……力ないの」ルナは軽く息を荒げながら、両手をジーンズに伸ばした。彼女がジーンズのボタンを外すと、黒いレースの下着の縁がはっきりと見え、葉天明の呼吸は一瞬...