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1270話

しかし、その黒煙が葉天明の丹田を探ろうとした瞬間。

巨大なエネルギーが突如として爆発した！

葉天明の水霊珠から、まるで太古の猛獣が目覚めたかのようだった！

「消えろ！」

陽護法の顔色が一瞬にして変わった。彼はこの声がどこから来たのか分からなかったが、その声には強烈な威圧が満ちていた！

彼が退くひまもなく、その威圧に襲われ、黒煙が葉天明の体から押し出されただけでなく、彼自身も糸の切れた凧のように吹き飛ばされた！

「ぷっ」と大量の鮮血を吐き出した彼は、葉天明を信じられないという表情で見つめた。

「こ…これはありえない…」陽護法は激痛に襲われる胸を押さえながら言った。先ほどの威圧は霧隠門の老祖をも上...