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1268話

「このガキ、俺たちに知らないフリをするつもりか!命宫(めいきゅう)で推理したんだ、お前はまだ二十八歳だろう。どうして凝気(ぎょうき)三層以上の修為を持っているなどありえない!必ず修為を高める宝物を持っているはずだ!」陽護法の声が沈んだ。

葉天明は目を光らせた。この二人はバカではない。もし卧龍泉(がりょうせん)の中にあった水霊珠がなければ、今の修為など絶対に得られなかったはずだ!

「ああ、それのことか」葉天明は意図的に「それ」という音を強調した。すると陰陽二人の護法はすぐに食いついてきた。

「小僧、出すか出さないか!出さないなら、俺たち二人で力ずくだぞ!」

陰陽護法は我慢できない様子だった...