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1129話

「おや、夜中にわざわざ患者を見舞いに来る人もいるんだね?」

「…………」凌鑫はたちまち絶句した。

「いいさ、言わなくても。あるものがお前をずっと見張っていたんだよ」葉天明は手に持った、いつの間にか取り外していた小型カメラを揺らした。

「あなた……」凌鑫は言い訳をしようとしたが、小型カメラを見た途端、風船から空気が抜けたようにしぼんでしまった。

鉄壁の証拠の前では、凌鑫がどれだけ言い逃れようとしても無駄だった。

「実は最初からお前を疑っていたんだ。これは単なる罠だったんだよ。まさか本当に引っかかるとはね」

「私のどこに破綻があったの?」

凌鑫の問いに、葉天明はあの日、蕭薔薇から聞い...