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1006話

肖蔷薇を手に入れることを想うと、彼の心は熱く高鳴り、興奮で胸が震えた。

身体を一気に突き出すと、その艶やかな場所と触れ合い、心地良い締め付けの快感に思わず身震いした。

「はやく……わたし……欲しい!」

肖蔷薇は手を動かし、赤い唇を開いて、酒の香りを漂わせる吐息を吐いた。

葉天明は喉から低い唸り声を上げ、最後の一線を越えようとした。

しかしその時、ドアの外から微かな足音が聞こえてきた!

葉天明は顔色を変え、すぐさま肖蔷薇の体から離れ、服を着ると緊張した面持ちでドアに身を寄せた。

充実感を与えていた硬いものを失った肖蔷薇は、ベッドの上でどうしようもなく泥鰌のようにもがき、片方の手で自らの湿った秘所...