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78話

言真が戻ってきたとき、李明亮はちょうどお爺さんに尋問していた。若い男の心配と怒りが入り混じった様子が見て取れた。

「病気を治したいという気持ちは分かりますよ。でも、もし患者さんが針で死んだりしたら、あなたたちの人生は終わりですよ!医療資格なしで診療行為をすれば、それは殺人罪になります!」

声には無力感が満ちていた。彼は最後にため息をついて言った。「法律はそう定められているんです。決まりは決まりだから、私を責めないでください」

ところが、お爺さんが突然反問した。「誰が私に医療資格がないって言った?」

その言葉に言真まで驚いた。

「持ってるんですか?」李明亮は目を瞬かせ、一緒に喜び始めた...