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418話

彼のこの意気地のない姿に周家の若旦那はくすくす笑い、周大発の戸籍謄本を手に取ると、そのまま戸籍課へ直行した。周家にも顔が利く人がいて、その場で変更手続きを済ませてしまった。

李大発はそれ以来、周大発と名乗るようになったが、まるで恥辱の印を体に刻まれたようなものだった。

しかし周敏はその時、周大発の犠牲が大きすぎると感じ、結婚後は多くの見返りを与えた。それで周大発も価値があったと思えたのだ。

今や彼はついに自分の名前を取り戻せる。李大発だ!彼は李大発なのだ!なんと義父一家に気に入られようとして、姓まで変えてしまうなんて。もし姚淑梅が今後本当に息子を産んでくれたら、李威と名付けよう!

威厳...