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389話

「針治療のお礼よ」李偉はカウンターの上に物を置き、呉美娟の顔をまともに見ることができなかった。

呉美娟は顔を赤らめ、小さな声で言った。「こんなものを受け取るわけにはいきませんよ」

「大したものじゃないから、食べてよ」李偉は呉美娟に断られるのを恐れ、慌てて説明した。「ただ感謝の気持ちだけで、他意はないんだ。受け取って、食べて。これ、高いものじゃないから、本当に大したことないから」

呉美娟は突然彼に微笑みかけた。「わかりました、いただきます。そんなに緊張しなくても。ありがとうございます」

李偉はぎこちなく答えた。「それならよかった。食べてね、食べて。気に入ったら、今度またもってくるよ」

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