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216話

言真は心の中を読んだかのように言老大と蒋大凤を制して言った。「ちょっと待ってください。まず友達と話し合わせてください」

言老大と蒋大凤は不安げな表情を浮かべ、言老大は再び壁の隅に座り込んで言った。「ああ、話し合いなさい、話し合いなさい」

蒋大凤は言真の手を引っ張りながら言った。「真真や、私たちはどう言ったって親戚じゃないか。友達にちゃんと言ってくれよ!」

言真はうなずいた。「もちろんです。友達が木を買いたいと言った時、すぐにあなたたちのことを思い出したんです。こんないい話、当然身内を優先しますよ」

蒋大凤は笑顔でうなずいた。「そうだよね、そうだよね」

言真は林慧芬のほうへ歩み寄り、二...