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583話

朝立ちは非常に一般的な現象で、玉嫂も劉旭の朝立ちを何度も見てきた。しかし、見るたびに玉嫂はどこか恥ずかしさを感じるのだが、なぜ恥ずかしく思うのか自分でも分からなかった。

劉旭は彼女にとって息子のような存在で、幼い頃には何度も入浴の手伝いをしていたのだから、あれはもう無数に見たはずだ。だから理論上は恥ずかしくないはずなのに。

だが実際には、高く張ったテントを見るたびに玉嫂は恥ずかしさを覚え、じっと見つめることができなかった。もしもじっと見つめていたら、息子同然の劉旭と道徳に反することをしているような気がしてしまうのだ。村の一部の人々が彼女と劉旭についてあれこれ噂していることを知っていたので、...