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278話

李燕茹が娘の処女が奪われたことを知らなければ、娘が劉旭を部屋に呼んでも何も思わなかっただろう。結局、劉旭は彼女を随分と助けてくれたのだから。しかし、昨夜劉旭が屋上で娘を犯したことを思い出すと、娘が部屋に劉旭を呼んだのはあの行為をするためではないかと疑ってしまう。

とはいえ、娘は昨夜初めて経験したばかり。今すぐまたできるはずがない。

自分の考えすぎだとわかっていながらも、李燕茹は劉旭が娘の部屋に入っていく姿を見送った。

ドアを閉めると、陳甜悠は小声で言った。「旭お兄ちゃん、私、病気になったみたい」

「風邪か?」

「違うの」そう言いながら、陳甜悠はベッドに横たわりスカートをめくった。「こ...