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783話

私たちが刑務所に着くと、ジャクリーンはすでに荷物をまとめて、門の外に出てきていた。私たちを見るなり、すぐにジェニーに深々と頭を下げた。「サンキュー...」

ジェニーは微笑んで言った。「私に礼を言う必要はないわ。彼の功績よ」

そう言って私の方に顎をしゃくった。

ジャクリーンはもちろん知っていた。私を見た瞬間に、私がジェニーに頼んで彼女を保釈してもらったのだと分かったのだ。

ジャクリーンは荷物を置くと、そのまま私の胸に飛び込んできて、涙を流しながら熱いキスを贈ってきた。

「スコットは?」私は軽くキスを受け流すと、ジェニーに尋ねた。

「あなたが珍しく西側に来たんだから、この数日はジャクリー...