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680話

「絶望した」

マーフィーは椅子に崩れ落ち、苦笑いを浮かべた。「ジャさん、予感がするんだ。もしあなたがこの大陸に留まれば、きっと一代の梟雄になるだろうってね!」

私は微笑んだ。「今ここであなたを撃ち殺せば、この二人の美女と彼女たちが持っている金鉱の書類を手に入れられる。その金鉱一つあれば、強力な傭兵隊を組織するのに十分だ」

そう言うと、私は銃を反転させ、銃床を彼に差し出した。

マーフィーは困惑した表情で私を見つめ、銃を受け取ろうとはしなかった。おそらく罠だと思ったのだろう。

ちょうどそのとき、二人の美女が皮のカバンを手に部屋に駆け込んできた。中には金鉱の書類の他に、現金かキャッシュカー...