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526話

「本当は周婷に会いに行くつもりだったのに、譚如燕に出くわして、嫉妬の壺が覆ってしまったからには、もう周婷のことなんて頭にない。

嫉妬なのか、強い独占欲なのか、この瞬間、他に考えることもなく、ただ譚如燕を抱きたいという思いだけだった。

学生会や団総支に入って、自分の格が上がったような気がしていたが、それでも譚如燕の全身から漂う女の色気は、相変わらず僕に強烈な誘惑を与えていた。

言うべきではないかもしれないが、可能であれば、一生手放したくない。

とはいえ、正直なところ、僕の心の中で譚如燕は温如玉や劉璇思、そして周婷とは全く比べものにならない。彼女が必要なのは、ただベッドの上での感覚だけだ。

彼女に...