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423話

毎日、学生が下校する時間と夜の消灯前は、寮監が最も忙しい時間帯だ。予想外の出来事が多く発生するからだ。それ以外の時間帯では、寮監にはそれほど大きな仕事はない。

学校に戻ると、鍵の束を持ってちょうど事務室に入ろうとしている寮監を見かけた。私はすぐに後を追いかけ、丁寧に声をかけた。「おばさん、こんにちは!」

彼女は振り返って私を一瞥し、思わず口にした。「あなた、新しく入寮した子ね。まだ鍵を作っていないの?」

私は笑いながら答えた。「鍵のことは大丈夫です。今日は私たちの部屋の同級生のことについて聞きたくて」

「ああ、あなたはお昼に私を探していたわね。どうぞ、何が知りたいの?」

「ここ数日、...