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390話

温如玉も同じことを言っていたので、彼女がこれをどれだけ大事にしているかが分かった。だから私は止めるどころか、全身全霊で彼女のために続けながら、時々顔を上げて彼女の様子を窺った。

彼女はベッドに仰向けに横たわっていて、表情こそ見えなかったが、鳥肌が立ち、全身が震えているのが見て取れた。

しばらくすると、彼女は顔を真っ赤に染めて起き上がり、両手で私の顔を包み込むようにして言った。「ねぇ、もういいわ。私も洗ってからさせてよ?」

私は彼女をちらりと見やりながら、手を止めずに続けた。

彼女は首を反らせ、とても気持ち良さそうに頭を揺らしていたが、突然顔を下げ、力強く私の顔を持ち上げた。「もういいか...