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348話

「なんてこった!

まさに虎を描く時、皮は描けても骨は描き難く、人を知るとは顔を知っても心は知り難いものだな?

今思い返せば、最初から副校長は譚如燕を利用していた。

まず、彼は譚如燕に嘘の約束をして、彼女に全ての責任を背負わせた。

次に、辞職と譚如燕の件で陳霊均にプレッシャーをかけ、彼女を罠にはめたようなものだ。

あの晩、彼は私を見つけられなかったが、翌日私を探すと言った。それは私を責めるためではなく、私を通して温如玉にこの件を伝え、さらに温如玉の口から陳霊均の耳に届くことを期待していたのだろう。

結局、温如玉と陳霊均は何でも話し合う親友だから、彼は直接陳霊均に告げるのを避けたかったんだ。

ただ...