青春を無駄にしない

173話

その時、五、六人の不良っぽい男たちが隣のテーブルに座り、料理を注文しながらこちらのテーブルを見てきた。

一目見ただけで、私たちが学生の集まりだとわかるだろう。そして曹麗芳と譚如燕が自然と彼らの注目の的になっていた。

李明亮はすぐに緊張した様子で、こっそり私の脇をつついた。「二虎、あいつら絡んでくる気だぞ」

「大丈夫だよ」

私の注意はすでにあの女子中学生に完全に向いていて、心の中では彼女がどんな家庭環境で育ったのかを考えていた。

彼女は容姿が整っていて、スタイルも良く、おそらく芸術系を専攻しているのだろう。将来はエンターテイメント界のスターになるかもしれない。

彼女の身なりから判断すると、家庭の...