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860話

私はじっと老人を見つめた。彼はもしかして、私とこの男の間に何か特別な関係があると思っているのだろうか。それとも、張さんの側近に私が寝返るのではないかと心配しているのか？

そんなにも信用していないのか？

「宋小偉、私は全ての希望をお前に託している。もうこれ以上の打撃に耐えられん。お前の遊び心も、大した問題にならない小さな過ちも許せる。だが、お前の心だけは、必ず私のところにあってほしい」

老人は自分の全てを私に預けていると言った。

突然、肩に重みを感じた。何とも言えない責任感が湧き上がってきた。最初は止むを得ず老人の誘いに乗り、共に働くことを承諾したのだが、一緒に過ごす時間が長くなるにつれ、彼...