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735話

「何をしないで?」

私は驚きながら尋ねた。やっと少し反応を示してくれたのだ。

「病院に行かないで。家に帰りたい、帰りたいの!」

美人の社長は自分の襟元を引っ張りながら、荒い息を吐いた。白いブラジャーではとても包みきれない二つの巨大な柔らかさが、私のコートの中からプルプルと震えながら飛び出してきた。

まるでいたずら好きな小さなウサギが二匹、私の目の前で踊っているようだった!

「動かないで!」

彼女のこの様子は、間違いなく媚薬を飲まされたに違いない!

私は心の中で納得した。さっきまで普通だった人が、今や顔は真っ赤で、目の奥に宿る渇望は私が発情している時よりもさらに恐ろしい。絶対に何か問題が起きてい...