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71話

精神的に疲れるわけにはいかないだろう。

そこで、私は白穎と交代することにした。私は体力に自信があるし、二日くらい徹夜しても平気だ。それに、自分から進んで徹夜したいとも思っている。

この身体がすり減るまで頑張ったって構わない!

へへ。

白穎を階下まで送る時、彼女が前を歩き、私は後ろからにやにや笑っていた。突然、彼女が振り返ったその瞬間、私は彼女にぶつかってしまった……

顔が柔らかく温かいものに埋まり、鼻の中に香りが広がった。すべてが甘く香ばしい。

思わず手で一つかみしてみると、その感触は最高だった!

「宋小偉!」

白穎は急に一歩後ろに下がり、私を押しのけた。バランスを崩して、あやうく転びそうにな...