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705話

私が貫いた瞬間、彼女は満足そうに声を上げた。私も思わず快感で叫びそうになったが、何とか堪えた。

歯を食いしばりながら、九浅一深、三浅一深と様々なテクニックを駆使した。あらゆる体位、手法を次々と試していく。慕容嫣然との関係で学んだ経験が、今や別の相手にも活かせるようになっていた。

「気持ちいい?」

お姉さんはすでにぐったりとしていた。彼女の茫然とした大きな瞳が私をじっと見つめ、両手で私をしっかりと抱きしめている。幸い彼女の爪はきれいに整えられていたから、そうでなければ私の背中は傷だらけになっていただろう。

「気持ちいい!」

彼女の素直な反応と従順な姿に、まるで別人のようだと思ってしまう...