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682話

「二度とあたしに向かってそんな反応したら、あんたの金玉切り落とすからね、さっさと手を離しなさい!」

お姉さんも当然私の体の変化に気づいて、それを全く許せないような様子で、足を上げてまた私を蹴ろうとした。私は目を輝かせて、彼女がブーツを履いた小さな足を上げるのをただ待っていた。もう一発蹴られたとしても、それに対して何の文句も言わないつもりだった。

しかし、彼女は結局足を上げなかった。何かを思い出したかのように、顔色が急に青白いものから赤く染まった。まるで三月の春風に咲く桃の花のように、見ているだけで心がくすぐられる。

もしこの女性が冷酷無情な人物でなかったら、絶対に口説いていただろう!

「離せ!...