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625話

「言ったろう、今日はどんな言い訳をしても許さないって。身体の力を抜いて、ちゃんと楽しみなさい」

私は無理やり心を鬼にして、彼女の辛そうな表情を見ないようにした。指先が温かい細い隙間の中で、絶え間なく掻き回し、抜き差しする。すぐに彼女の身体は反応し、自然とねっとりとした愛液を分泌し始め、私の手のひらまでびしょ濡れになった。

彼女は私の肩に頭を預け、荒い息を繰り返し吐きながら、とても苦しそうだった。

「や、やめて……」

細切れの懇願が彼女の口から漏れ出た。熱い吐息が私の耳の後ろに直接かかり、お湯に浸かっていた私の体に一気に鳥肌が立った。思わず手の動きが止まりそうになる!

「君って、本当に人を焦らす...