白おばさん宅に寄宿している

587話

「ちょっと見てみたけど」と私は二秒ほど見た後、慕容嫣然の方を見て、彼女の前で手を伸ばして掴んでみた。手全体にぬるぬるとした感触が広がる。沐浴剤と柔らかな肌の感触は、まさに絶妙な組み合わせだった。

「これはどうやって使うんだろう？」

慕容嫣然は何度か言葉に詰まってから、ようやく振り返り、私をじっと見つめた。その眼差しは毅然としていながらも、どこか覚悟を決めたような、捨て身の様子が見えた。私はハッとした。

どうしたんだろう？

「わ、分からない」

私が首を振ると、彼女はもう片方の手を伸ばして、私の手からそれを取り上げた。頭を下げ、ゆっくりとそれを後ろの方へ、両足の間の菊の花のような場所へと...