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540話

「ったく、ふざけた笑い方だ」

誰がこんな屑野郎を兄弟だなんて思うんだ?

俺は表情を変えずに、彼が触れたばかりの場所を軽く払った。存在しないホコリを払うように。途端に彼の顔色が変わった。背後にいた手下の一人が飛びかかろうとしたが、趙小虎の制止の手で止められた。

「調子に乗るなよ、宋小伟。今回俺が戻ってきたのはお前に会うためだ。ほら、これはM国からお前に持ってきたいいものだ。よく見てみろよ。俺と手を組むかどうか、考え直してもいいんじゃないか」

趙小虎は小さな箱を俺に投げつけて、颯爽と立ち去った。

俺はそれほど重くない箱を手に取り、開けてみると、中には施如玉の写真がぎっしり!

学校での写真、家で...