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501話

「おばさん、近づかないで、お父さんがもうすぐ帰ってくるから、こんなことされたら困るよ」

空気の匂いがゆっくりと変わっていく。このままでは、自分を抑えられなくなるのは確実だ。そんな時に周建国か程暁年が帰ってきたら、どうなるか想像もつかない。

ダメだ、絶対に我慢しなきゃ。こんな色気漂う熟女に魅了されてはいけない。

「大丈夫よ、彼がいま帰ってくるわけないわ。ねえ、二階に行ってみない?」

劉さんが僕の耳元に近づき、舌先で耳たぶを舐めた。僕はピクリと体を震わせた。

劉さんはクスクスと笑い出した。誘惑に耐えきれない子供のように最後の貞操を必死に守っている僕の姿を、満足げに眺めている。

僕のその...