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416話

「口が甘いのね、難怪（むべ）なるかな小年があなたに惚れるわけだわ」

「そりゃそうですよ。あなたの娘さんったら本当に手がかかるんですから。キスしただけで泣き出すくらいなんですよ」

私はついでに愚痴をこぼした。劉さんは花が揺れるように体を震わせて笑った。「まさか、私があなたたちに買ってあげたものをまだ使ってないんじゃないでしょうね？」

彼女は熱い視線で私をじっと見つめてきた。その視線があまりに灼熱で、私は胸がドキリとした。

「あ、あの、服については見ましたよ。ただ、まだ小年が着るところを見る機会がなくて...でも、本当にありがとうございます」

もちろん本当のことは言えなかった。義理の母親...