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365話

翌朝目を覚ました時、頭は割れんばかりに痛く、昨日どうやって家に帰ったのか、何が起きたのか、まったく思い出せなかった。

しかも、目が覚めたのは程暁年のベッドの上で、あの女は私の下敷きになったまま可哀想に一晩を過ごし、手足はしびれていただろうに、私を押しのけようともしなかった。

「うーん」

まだ信じられず、わざわざ目をこすり、何度も確認してやっと分かった。私の下で甘い寝顔を見せている女性は、間違いなく程暁年だった。

ピンク色の布団、ふわふわで香りの良いベッド、見れば明らかに私の部屋ではない。俺は昨夜、程暁年と寝たのか?

布団をめくって自分を確認すると、服はきちんと着ていて、特に変わった感覚もない!...