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269話

今回は、髪の毛が逆立ちそうになった。

あの命がけの快感が天まで駆け上がり、髪の毛一本一本まで電気を帯びたように、ジリジリと音を立てているようだった。

「白おばさん、悪かった、知りたいことなら何でも話すから!」

この状況に耐えられない。特に彼女があんな誘惑的な顔でこちらを見つめて、その目の奥に潜む甘い色気ときたら、まるで嵐の後の虹のように眩しくて、直視できないほどだ。

「本当のことを話す気になったの?」

これだけではまだ足りない。白おばさんの前に立つ私の手を彼女は掴み、時折舐め上げる。さらに彼女は立ち上がり、人に見つかることも恐れず、私の手を舐めながら、もう片方の手を私の襟元から中へ滑り込ませた...