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1396話

息を呑む声が聞こえた。彼女は目を閉じたまま、自ら動き始め、私のリズムに合わせて協調していく。

二つの白い肢体がベッドの上で絡み合いながら転がっていた。

寝室の外から、許源の食器を扱う音がチャリンチャリンと響いてきて、この情熱にさらなる刺激を添えていた。

たった一枚の壁を隔てただけで、外には食事をしている生身の人間がいるというのに、中では夫婦が行為に耽っている。

しかも外にいるのは、まるで子供のような心境の持ち主だ。普通の人なら考えられないような、突然ドアを開けるという行為も彼なら本当にやりかねない。

もし突然ドアが開いたら、すべてが丸見えになってしまう。

だが、一度燃え上がった情熱の炎を、どう...