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1389話

この一ヶ月、大統領と趙家が手を組み、朝野の勢力に対して大規模な動きを展開し、言うことを聞かない者たちの粛清を続けてきた。

政権の幹部たちはほとんどが新しい面々に入れ替わり、新鮮な血が注ぎ込まれた。

趙家と張家も暗黙の了解があったのか、自ら多くの人間を退かせ、主要な権力のほとんどが大統領の手に戻った。

大統領とジョンは私を支持して権力の座に就かせると言っていたが、私はそういった方面にはさほど興味がなく、自分の仕事を続けていた。

身の回りの事を整理した後、M国行きの飛行機のチケットを予約した。程暁年を迎えに行くためだ。

一人でM国へ向かい、ファーストクラスの座席に腰掛けた。

静かに音楽を聴きながら...