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1366話

心の中でそう思いながら、ジョンにメッセージを送ったが、いくら待っても返事はなかった。

やはり、自分の予想通りだ。

「行くぞ」私は趙程遠に声をかけ、直接会いに行くことにした。

あるビルの前で車を停め、私と趙程遠は中へ入っていった。

「間違いない、ここだ。今、戦隊のメンバーは二手に分かれている。一部は軍の連中で、もう一部はこいつらの側だ。どちらも我が趙家から縄張りを奪おうとしている。ごく一部の連中だけが手を出さず、今はまだ様子見の状態だ」

趙程遠はそう言いながら、ビルの上階にある一室を見つめ、複雑な眼差しを向けていた。

私は頷いたが、多くを語らず、ただ大股で中へ向かった。入口では警備員が阻止しよう...