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1353話

「ねえねえ、倉庫の地下に密室があるんだ。スイッチは扉の裏側の回転レバーの中にあるよ!」

地下室が開かれた時、私は真っ先に駆け下りた。劉警備員が引き留めようとしても振り切って。下には悪臭が充満していて、何体もの死体が腐敗しながら壁に寄りかかっていた。ネズミたちが周囲に潜み、死体の腐った肉を齧っている。

「うっ!」

劉警備員に先導役として連れてこられた二人のチンピラは、その場で嘔吐した。

最も奥まった場所に、油ランプがぼんやりと灯っていて、鎖につながれた黒い影があった。私は一歩一歩近づいていった。そこにいた血まみれで惨めな姿の女性は、白おばさんだった!

気を失っていて、二本の巨大な鉄の鎖...