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13話

「わざと私に言い訳させないつもりね!」

「お母さん、言うことなんて何もないわ。前から言ってたでしょ、誰でも家に入れるべきじゃないって。今こそあの子の本性がはっきり見えたんじゃない」

白穎は私の説明を聞く気など全くなく、自分の荷物を手に取ると、その場を立ち去ろうとした。もう一刻も居たくないという様子だった。

「あなた、お父さんに対して、私に対して、そして白穎姉さんのあなたへの心遣いに対して、それでいいの?」

白おばさんは手を振って、白穎に止まるよう合図した。

「私たちはあなたにこれだけ心血を注いできたのに、これが白穎姉さんへの恩返しなの?」

「はい、私が悪かったです」

私は歯を食いしばり、一言一...