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1213話

「心配事があれば眠れなくなる」とはよく言ったもの。私のベッドで晓年が他のことを考えるなんて、絶対に許せない。

「マッサージ?」

確かに、以前彼女にマッサージしたことがあったはずだ。

「ええ、覚えてないの?」

「覚えてるよ」

ずっと昔、まだお互いの関係が確定する前、マッサージを口実に彼女に対してちょっとエッチなことをした記憶がある。当時は彼女の隙を突いただけで、彼女は全く気づいていなかった。

「そ、そんなやり方で大丈夫なの?」

晓年は深く沈み込む私の手のひらを見つめ、顔を赤らめた。

「もちろん!」

深く入り込まなければ、どうやって解決できるというのだ?

私は目を細めて笑った。...