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978話

道路の両側に、街灯が遠くまで続いていく。まるで地獄の最深部へと通じているかのように。

先ほど交差点で一瞬見た光景——林映氷は郭楠と楊動の姿を目にした。二人が親密に寄り添う様子を。

途端に、心の底から酸っぱい苦さが込み上げてきた。

その感覚があまりにも強烈で、涙が意志とは裏腹にこぼれ落ちた。

「私はまだ楊動を愛しているの?」

林映氷は何度となくこの問いを自分に投げかけてきた。今、彼女はようやく確信できた——愛している。

だが、まだ愛しているのなら、どうして周易安の彼を陥れる計画に加担したのだろう?

愛するということは、相手の幸せを願うことではないのか?

フェラーリは目的地もなく狂...