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700話

「ない」

杨動の問いに、古蜀王は同じく簡潔に答えた。

杨動は目を見開いた。「信じないぞ。お前はあんなに医術に優れているのに、吹き出物を治せないはずがない」

「私は今の姿が気に入っているの。それがいけないの?」

古蜀王は少しいらだちながら、ドアの方へ歩き出した。

杨動は手を伸ばして彼女を止めた。「でも俺は気に入らない」

古蜀王は冷たく彼を横目で見て、奇妙な口調で尋ねた。「あなたが気に入るかどうか、私に何の関係があるの?」

「もちろん関係あるさ。忘れるなよ、俺はお前の婿だぞ!」

杨動は堂々と答えた。

古蜀王は冷笑して、続けて問いかけた。「あなたが私の婿だというなら、昨夜何をしてい...