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548話

携帯の画面に映る林映冰は、疲れた様子ながらも、依然として息を呑むほどの美しさを放っていた。

しかし、彼女は更衣室に入ったものの、なかなか服を脱ごうとせず、代わりにスイートルームの天井に取り付けられた小型カメラを見上げていた。

「ふん、相変わらず用心深いな」

画面越しにそれを見ていた韓おじさんは、冷ややかに鼻を鳴らしながら携帯の特定のボタンを押した。

スイートルーム内のカメラの微かな赤い点は、すぐに点滅を止めた。

林映冰は少し安堵の息を漏らし、さらに布の幕でカメラを覆い隠してから、ようやく着替え始めた。

韓おじさんは外でゆっくりと歩き始め、書斎の机に近づくと、机の下から何...