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349話

廃墟と灰。

世界のこの一角だけを見れば、まるで世界の終わりのような感覚に襲われる。

明輝グループの社員一人一人が、林映氷のような社長から小楊のような警備員に至るまで、ある事実を予感していた——明輝グループは倒産するだろうと。

確かに、明輝グループはエンターテイメントシティだけのプロジェクトではなく、他にも複数の事業を展開していた。

しかし、エンターテイメントシティの消失によって生じた巨大な資金不足は、到底埋め合わせることができないものだった。

一度の大火災が、明輝グループの資金を絞り尽くしてしまったのだ。

五億五千万元——この資金を回収するのは、天に登るよりも難しいと言えるだろう。...