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315話

滑らかな壁の向こう側に、ぎっしりと不気味な虫が這っているのを見たとき、楊動たち三人はもはやこの道をずっと進む気持ちなど消え失せていた。

正直なところ、壁の向こうのあの奇妙な虫を見ただけで、彼らは鳥肌が立つほど気味が悪かった。

引き返した三人は別の道を選んだ。

この道はずっと安全そうだった。血の匂いもなく、壁に阻まれることもない。三人は細心の注意を払いながら二十分ほど歩いたが、特に問題に遭遇することはなかった。

みんなが少し疲れて、立ち止まって水を飲もうとした時、突然前方から不気味な笑い声が聞こえてきた。「クックッ……」

その笑い声は機械のように冷たく、とても生きた人間のものとは思えな...