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281話

杨動が欲望の炎をすべて謝銀巧の体内に放った後、ようやくゆっくりと体を起こし、携帯を手に取って林映氷に電話をかけた。

事後の謝銀巧は、体を震わせながら、虚ろな目で杨動の胸に触れていた。

杨動は彼女を無視し、ただ林映氷がなぜ電話をかけてきたのか知りたかった。

しかし、何度もかけ直しても、向こうは終始出なかった。

謝銀巧はテーブルから体を起こし、少し冴えた目で唇を噛みながら尋ねた。「さっきの電話、誰から?」

「お前に関係あるか?」

杨動はいらついた様子で返し、携帯を掴んで洗面所に入った。

謝銀巧は軽く歯を噛み締め、下を見下ろした。

あそこは、すでに赤く腫れ上がっていた。

実際、彼女...