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217話

庫恩が三階で捕らえられた時、楊動とジェラルドはすでに409号室の前に到着していた。

その時、冷たい女性の声が楊動の装着している黒服の通信イヤホンから聞こえてきた。「下に異常はないか？」

すぐに返答が入る。「409の部屋、異常なし」

「五階の廊下、異常なし」

「五階の窓、異常なし」

「六階の廊下と窓、異常なし」

前の者たちの報告が終わると、楊動とジェラルドは目を合わせ、わざとぼやけた声で報告した。「四階の廊下、異常なし」

楊動の声が落ちてから、もう誰も話さなかった。

しばらくして、女性が言った。「こちらも正常よ。セブン、409号室の貴重なお客様に問題はない？今夜無事に脱出できるか...